京都の伝統技術がなせる確かな技が、眠っていた着物に再び輝きをよみがえらせます

丸染め -名水洗いの加工技術によって可能となった、染め替えの技術

丸染めとは

着物をほどかず、仕立てあがった状態のままで染め加工を行いますので、加工期間が短縮できます。お仕立て替えの費用がいりませんので、従来の料金と比較すると、非常に安価での染め替えが可能です。湯洗効果がありますので、うす汚れなどもある程度落ちる為、さっぱりとした手触りに仕上がります。胴裏の黄染み等も染めることによって、目立ちにくくなります。
■ 丸染め五段ボカシ

 こちらもお仕立て上がりのままでの加工です。ピンクの袖が元の色です。
脱色(色抜き)してから丸染めも可能ですが、元の染色によってはご希望の色にならない場合もあります。(扇型のピンクが元の地色です)

当社の丸染めの技術で、独特の風合いに仕上がります。

丸染め前
年代物の訪問着
画像では見えませんが
黄ジミがいっぱい
  丸染め後
茶色になるように丸染め
しました。現役復活!
黄ジミも気になりません。

丸染め加工の工程  ※約40日~60日かけて仕上げます。

工程1:着物診断
お預かりした着物の状態を入念にチェックします。細部まで検品、採寸、現状色をチェックした上で、専属のカラーコーディネーターにより、染色のための微妙な色合いを計算し、カラーを決定します。

工程2:職人による手染め
京都の職人による手作業で染め上げます。一枚一枚コンディションの違う着物は、染め一筋40年以上の経験を持つ職人の目で状態を見極めながら丁寧に仕上げられていきます。かなりの経験と技術が必要な工程です。

工程3:仕上がり
染め職人の厳しいチェックに合格した着物だけが、最後の仕上げの工程に入ります。元の寸法を確認しながら、仕上げ専門の職人が、少しずつお預かり時のサイズに復元していきます。この技術は丸染めにとってなくてはならない技術なのです。

丸染の料金


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